2015年05月22日

日本の職人

この前、テレビで、日本の職人の紹介で、
鋏の職人さんを放送していました。

裁縫に使う大きな鋏ですが、成型から刃付けまで、
すべてを手で行う職人さんです。
鋏は、2つの刃が合わさって、切れるわけですが、
それらをすべて、手の感覚で作ってゆくわけです。

機械で大量に作られる鋏に比較すると、使う人の感覚では、
布が触れるだけで、切れ行くような感覚、また、布の糸が
鋏に触れて切れてゆくというような表現をしていました。

素晴らしい製品だと思います。
刃物としては、日本では日本刀があって、それを作る刀鍛冶といわれる
名工がいた基盤があります。そんな技能の受け継がれによって生まれる
素晴らしい製品ではないかと思います。

日本には、こういった職人さん以外でも、いろいろな分野で、
素晴らしい技能を持った職人さんが数多くいます。
しかし、そういった素晴らしい技能の持ち主の職人さんが、
減ってきているのが現実ではないでしょうか。

素晴らしい技能を持っている工場では、それが製品等に使われていかなければ、
ビジネスとして成り立たず、閉鎖されてゆく事態になってしまいます。
先ほど紹介した鋏も、切れ味という点は、使ってみて初めて感じる部分であり、
裁断をビジネスとしているような人でないと、価値を評価してもらえないのでは
ないでしょうか。

素晴らしい技能を強みとしてビジネスに使うとしても、経営として
成り立たせるには、マーケティングから、どんな分野で製品価値を生み出せるか、
ターゲットユーザーの明確化、そのユーザーに知ってもらうための方策、等々、
いろいろなことを考え、実行しなければなりません。

素晴らしい技能を埋もれさせないためにも、経営の能力も必要で、
これをどう進めるかが、課題になっているように思います。
n2.jpg
にほんブログ村 企業ブログ 機械・電気通信機械(製造業)へ
にほんブログ村
posted by 職人 at 17:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする